「給料がなかなか上がらないのに、物価は高くなるばかり……」
「新NISAって言葉は聞くけれど、結局何を買えばいいの?」
「投資を始めてみたいけど、もし大切なお金が減ってしまったら怖い」
20代の社会人にとって、将来のお金に関する悩みは尽きませんよね。結婚、出産、住宅購入、そして老後の資金……。考えれば考えるほど「このままで大丈夫かな?」と不安になってしまうのも無理はありません。
実は、世の中には数えきれないほどの投資法がありますが、私たち20代が選ぶべき「正解」は、驚くほどシンプルなのです。
今回は、投資のプロである山崎元氏と水瀬ケンイチ氏の共著『ほったらかし投資術』をベースに、忙しい20代でも「最小限の手間で、プロに負けない成果」を出せる具体的な方法を徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの不安は「ワクワクする未来への期待」に変わっているはずですよ。
目次
- 投資の「ファイナルアンサー」は、全世界株式1本だけでいい
- 「いくらまでなら損しても大丈夫?」自分だけのリスク許容度を知ろう
- 20代のうちにマスターしたい「持ち続ける」という最強のスキル
- 今日から始める!「ほったらかし投資」完遂への6ステップ
- まとめ:投資は「背景」にして、今の人生を全力で楽しもう
1. 投資の「ファイナルアンサー」は、全世界株式1本だけでいい
「どの株を買えば儲かるの?」と悩む必要はもうありません。結論からお伝えすると、私たちが選ぶべき商品は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」これ1本で十分です。
なぜ、数ある商品の中からこれ一択なのでしょうか?
世の中には5,000種類以上の投資信託がありますが、その多くは手数料(信託報酬)が高かったり、運用成績が不安定だったりします。初心者がその中から「当たり」を見つけるのは至難の業です。
しかし、「オルカン」なら、これ1本を持つだけでアメリカ、ヨーロッパ、日本、そして成長著しい新興国まで、世界中の数千社にまるごと分散投資ができてしまいます。しかも、手数料は業界最低水準。
「おすすめ10選!」なんていう言葉に惑わされる必要はありません。プロも認める「最も無難で、かつ強力な選択肢」は、この全世界株式なのです。
2. 「いくらまでなら損しても大丈夫?」自分だけのリスク許容度を知ろう
投資が怖いと感じる最大の理由は、「いくら損をするかわからないから」ですよね。でも、事前に「ここまでなら減っても大丈夫」という金額がわかっていたら、少し安心しませんか?
本書では、リスク管理を「資産の◯%」という曖昧な数字ではなく、「具体的な金額」で計算することを推奨しています。
20代の皆さんに覚えてほしい計算式はこれです。
「許容できる損失額 × 3倍 = リスク資産(投資)に回していい上限額」
例えば、「万が一のことがあっても、10万円くらいなら勉強代だと思える」という方なら、30万円まで投資に回しても生活が破綻することはありません。
もし「月々の生活費が1万円減っても耐えられる。それが老後まで30年続くとしたら……」と考えるなら、360万円(1万円×12ヶ月×30年)の損失を許容できることになります。その3倍である1,080万円までなら、全力で全世界株式に投資しても大丈夫という計算になります。
20代はまだ資産が少ないかもしれませんが、その分「時間」という最強の武器を持っています。今のうちに自分の「心の限界値」を知っておくことが、長く投資を続ける秘訣ですよ。
3. 20代のうちにマスターしたい「持ち続ける」という最強のスキル
投資を「安く買って、高く売るギャンブル」だと思っていませんか?
実は、本当の投資とは「資本主義という仕組みにお金を預け、世界経済の成長のお裾分けをもらうこと」です。
つまり、一度買ったら「ひたすら持ち続ける(ほったらかす)」ことこそが、最も合理的で勝率の高い戦略なのです。
株価が暴落すると、つい怖くなって売りたくなってしまうかもしれません。逆に、株価が上がっているときは「もっと儲けたい!」と焦って追加で買いたくなるものです。でも、人間が感情で動くとき、たいてい投資の成績は悪化します。
著者の水瀬ケンイチ氏も、かつては個別株などで遠回りをした経験があるそうです。そんなプロが20年以上かけてたどり着いた結論が「放置」なのです。私たちはその「おいしい結論」だけを真似すればいいのですから、ラッキーですよね。
4. 今日から始める!「ほったらかし投資」完遂への6ステップ
それでは、具体的にどう動けばいいのか。20代の生活スタイルに合わせた6つのステップをまとめました。
① 生活資金(防衛資金)を確保する
まずは3ヶ月〜6ヶ月分の生活費を、銀行預金として確保しましょう。これが「心の守り」になります。急な病気や転職活動のときも、このお金があれば投資を中断せずに済みます。
② 運用資金を分ける
生活資金以外の余ったお金を、「リスク資産(投資信託)」と「無リスク資産(現金・国債)」に分けます。
③ 無リスク資産の置き場を決める
現金は銀行の普通預金でOK。もし1,000万円を超えるようなら「個人向け国債(変動10)」も検討しましょう。国債は元本割れがなく、金利が上がれば受取利息も増える、最強の安全資産です。
④ リスク資産として「オルカン」を買う
前述した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を、証券口座で購入します。「いつ買えばいい?」と迷う必要はありません。今すぐ始めるか、毎月定額を積み立てる設定にしましょう。
⑤ 税制優遇制度(NISA)をフル活用する
20代なら絶対に外せないのが「新NISA」です。通常、利益には約20%の税金がかかりますが、NISAを使えば丸ごと自分の手元に残ります。この「非課税枠」を最優先で埋めていきましょう。
⑥ あとは、何もしない(継続する)
設定が終わったら、証券口座のログインパスワードを忘れるくらいの気持ちで放置します。
5. まとめ:投資は「背景」にして、今の人生を全力で楽しもう
「ほったらかし投資術」の本当の素晴らしさは、お金が増えることだけではありません。「投資のことを考える時間をゼロにできること」にあります。
20代の皆さんは、これから仕事でスキルアップしたり、趣味を充実させたり、大切な人と旅行に行ったりと、やりたいことがたくさんあるはずです。投資のチャートを眺めて一喜一憂する時間は、もったいないですよね。
投資は人生の主役ではなく、あくまであなたの生活を支える「背景」にすぎません。
【明日からできるアクションプラン】
- ネット証券(SBI証券や楽天証券)の口座を開設する
- 自分の「許容できる損失額」をざっくり計算してみる
- 新NISAで「オルカン」の積立設定をポチる
今、この合理的な手法を味方につけることで、10年後、20年後のあなたは、今のあなたに心から感謝しているはずですよ。
さあ、賢く「ほったらかして」、自由で楽しい20代を謳歌しましょう!


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